きちんとした生活の基本です「食」編
自分にあった道具を選ぶために
まずは最小限そろえたい調理器具。
料理に不慣れなのに道具ばかりそろえても意味がありません。
自分のスタイルにあわせて、必要なものを最低限そろえていきましょう。
- フライパン
- フライ返し
- 栓抜き
- 保存用密閉容器
- 片手鍋
- ザル
- 缶切り
- ふきんなど
- やかん
- ボウル
- ラップ
- まな板
- 包丁
- アルミホイル
- 菜ばし
- ピーラー
- 保存用ビニール袋
食器と調味調は必要なものから。
食器や調味料は最初に最低限必要なものを用意し、徐々に買い足していきましょう。
収納スペースの節約にもなりますし、余分なものを買わなくて済みます。
[食器]
- 大皿
- 中皿
- 小皿
- 茶碗
- 汁椀
- どんぶり
- はし
- スプーン
- フォーク
- コップ
- マグカップ
- ポット(急須)など
[調味料]
- サラダ油
- 塩
- こしょう
- しょう油
- 砂糖
- ケチャップ
- マヨネーズ
- 味噌
- みりん
- 酢
- 粉末だし
- 唐辛子など
正しい食生活を送るためのポイント
バランスのよい食事を心がける。
“バランスのよい食事”と聞くと、どうしても栄養学のような難解なイメージが浮かびがちですが、それほど難しいことではありません。
本来食品は、米・パン・麺類・根類などの「エネルギーになる」もの、肉・魚・卵・豆腐・牛乳など「体の組織を形成する」もの、野菜・果物など「体の調子を整える」ものの、3つに分類することができます。
この3つ特性を意識しながら食材を選ぶことで、バランスのよい食事をとることができるのです。
スーパーなどのお総菜を利用。
一人分の食事をつくるのは、コストも手間も意外とかかるものです。
しかも毎日となれば想像以上に大変。
そんな時に心強い味方となるのが、スーパーやデパ地下などのお惣菜コーナー。
お惣菜があれば、あとはご飯と味噌汁ですぐに食事の準備は完了。
野菜や魚など普段不足しがちな食品を食べることで、栄養もバランスよく補給できるため、一石二鳥です。
食事を充実させる保存のテクニック
賞味期限・消費期限は、ひとつの目安。
食品のラベルに記してある期限表示。
「賞味期限」は長期保存の食品に、「消費期限」は鮮度が重視される食品に記載されています。
期限を過ぎてないからといって、簡単に口に入れてしまうのはちょっと危険。
保存状態によっては、期限よりも前に傷んでしまう場合もあります。
期限は目安として考え、少しでも異常を感じたら、食べないようにしましょう。
手間とお金を節約する賢い調理法。
つくり過ぎたり、お腹一杯になってあまった料理は、捨てずに保存用容器に入れて別の料理に活用しましょう。
残った肉ジャガでコロッケをつくったり、カレーのあまりをカレーうどんにしてみたり。
オリジナルの残り物活用レシピをつくるも楽しいものです。
残り物を、途中まで調理が済んだ食材と考えれば、手間もお金も節約できてゴミも減らせます。
考え方ひとつで食生活はもっと豊かになるのです。
後片づけや買出しにもひと工夫。
つくるそばから片づける、が理想。
料理の後片付けはとかく面倒くさいもの。
といって何もしなければ、すぐに洗い物の山になるだけです。
洗い物は少ないうちに片づける。これが基本。
理想は、料理しながら使い終わったナベや皿を洗っていくこと。
ひとり暮らし用の小さなキッチンでは、そのほうが料理もはかどるはずです。
とりあえず料理の後片づけは、食べたらすぐにやることを習慣づけるようにしましょう。
買出しは先のことまで考えて。
料理のための買出しをそのつどやっていては不経済です。
何食分か先のことまで考えた計画的な買出しを心がけましょう。
買出しの際は、冷蔵庫に残っている食材を把握しておき、お買い得品などを組み合わせて効率的に買うとよいでしょう。
ひとり暮らしでは、どのみち食事の用意はずっと自分でやらなくてはなりません。
最初から完璧は無理ですが、少しずつ自分のスタイルを見つけていき、楽しい食生活が身につくようにがんばっていきましょう。