
入居者の募集が終わり、お部屋の稼動が始まると同時に必要になるのが、「建物」「入居者」の管理です。賃貸の経営を安定的に運営する為には、効果的に管理を行うことが大切なポイントとなり、管理の状況次第で経営に大きな差が生じてきます。入居者が安心して住める環境を作り、長く住んでいただけるような居住環境を築くことが、稼働率の向上に貢献します。入居者が安心できる管理は賃貸経営にとっても安心できる重要な要因なのかもしれません。
管理の必要性について
賃貸の収益は、お部屋が稼動する事で生じるものです。そのためにも上手な管理を考える必要があります。折角入居しても、管理の状況が悪く入居者が安心して住めないという理由ですぐに退去してしまうこともあります。従って居住期間をどれだけ長く保つことができるかが重要になってきます。安心できる居住空間を作る為にもしっかりとした管理が必要になります。
管理の形態について
管理はその対象範囲によって大きく2つに分類する事ができます。必要に応じて管理を使い分けるのも経営の効率を考える上で重要なことです。
1. 入居者管理について
入居者(契約者)を対象とした業務で、賃料の徴収・入居者からのクレーム対応・更新の案内・解約の受付など、人に対する賃貸借契約上の管理業務を行う。
2. 建物管理について
建物の共有部分(エントランス・廊下・階段)などの清掃やメンテナンスを行ったり、違法駐輪・違法駐車への対応など、主に建物や敷地の所有物を対象に管理を行う。
管理業務の詳細について
管理の業務とは何でしょうか?内容を理解していないと、依頼をしたくてもできません。一般的な管理業務の項目を下記に述べてみます。
1. 入居者を対象としたもの
(1) | 賃料の徴収と未収金の督促 |
(2) | 入居手続き |
(3) | 賃貸借契約上の権利関係を調整する |
(4) | 退去の受付と敷金の精算 |
(5) | 入居者同士または近隣からの入居者に対するクレームへの対応 |
(6) | 貸主と借主との連絡・調整 |
2. 建物を対象としたもの
(1) | 建物・設備に関するクレーム受付と対処 |
(2) | 共有部分の清掃 |
(3) | 退去後のリフォーム手配 |
(4) | 法定点検などの対応 |
(5) | 設備の定期検査の対応 |
(6) | 建物全般に関するの総合的なアドバイス |
POINT
- 上記の例は一般的な内容です。個々の契約においては内容が異なる事がある(業務の範囲は双方協議の上、自由に設定する事ができる)
- 建物及び入居者管理とお部屋に借主を仲介する業務は原則として個別の契約
※ 但し便宜上1つの契約書で全ての業務契約に対応できる様になっているケースが多く見られます。
媒介契約…媒介(仲介)希望者にお部屋を紹介し、賃借の成立を目指す契約
管理契約…入居者を対象とした管理と建物を対象とした管理の契約
エイブルは?
エイブルでは、オーナー様にとって最善の形態は何かを考え、最適なプランをご提案しています。
管理に関する質問・その他のご相談についてカスタマーサポートグループ(お問い合わせフォーム)までお気軽にお問い合わせください。